ついでに自分も診てもらった。
1カ月くらい前に左足の甲を思いっきりぶつけたんだけど、
薬指の爪が今でもグラグラしていた。
痛いのはもう通り過ぎたんだけど、
自分ではがしていいものか、
そのままにしていいものか迷っていた。
「先生、打撲の痛いのは治まってるんですが、爪がグラグラしています。」
「どれ?」
「これ。この薬指。」靴下を脱ぐ。
「ああ、これね。じゃあ。」言いながら手が出てきて、
「じゃあ」のところで私の左足薬指の爪をはぎ取った!
「ひえぇーーーーー!」
痛くなかったが叫んだ。
「取っちゃいましょう。」
先生、もう取ってるってば。
居合わせたかーちゃんは一部始終を見ていて笑った。
居合わせた大姉さん看護婦さんも私の反応を見て笑った。
「こういうのをつけたままにしておくと良い爪が生えてこなくなりますから、取っちゃって大丈夫です。」
爪取ってから先生は言った。
荒療治、って思った。
外科とか整形外科の先生ってこうだよね。
にっこり笑ってこういうことするよね。
内科も見てくれるが、西外科胃腸科クリニックは、
外科も整形外科もやっている。
忘れていた。

