今日かーちゃんを老健に入れた。
かーちゃん、楽しかったよ。
一緒にいれて、楽しいよ。
かーちゃんのことが大好きだよ。
私の事を忘れないで。
かーちゃんを老健に入れることを決めてから、
毎日返事をしない(できない)かーちゃんに、
そう話した。
何でそんなことを話しているのか、
かーちゃんは腑に落ちない様子だった。
レビー小体が酷くなく、意識がある時は、
私や他の人が何を言っているのか、
理解できているのだ。
7月8月から、かーちゃんの体の状態が酷くなった。
首を自分で支えられなくて、
後ろに倒れたまんま。
足はもう、何年か前から曲がりっぱなし。
真っ直ぐに伸びない。
ちぢまっていくばかり。
おむつを替えるのも大変だった。
かーちゃん、ごめんなさい。
私はもう、パーキンソン病レビー小体病のかーちゃんの、
介護をするのができません。
かーちゃんの体の具合が悪くなっていくのに、
対応できません。
プロの、介護をしてくれる人たちのところに入れた。
私の見様見真似の介護より、
手厚い介護をしてくれるだろう。
かーちゃん、ごめんなさい。
ごめんなさい。
生き別れの道を選んだ私を許してください。
老健に入って、1日でもかーちゃんが生きてくれるなら。
私がこのまま介護して、
かーちゃんを殺すようなことになってしまったら。
私の事を忘れないで。
泣きながら、何度もかーちゃんにそう言った。
レビー小体病は、口の中に入れた食べ物を、
ゴックンするのも忘れるそうだ。
ご飯を飲みこむのも忘れちゃうなら、
きっと私の事も忘れるだろう。
だけど、私の事を忘れないで、と、何度も言った。
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