2020年09月15日

さらば、かーちゃん!

今日かーちゃんを老健に入れた。

かーちゃん、楽しかったよ。
一緒にいれて、楽しいよ。
かーちゃんのことが大好きだよ。
私の事を忘れないで。

かーちゃんを老健に入れることを決めてから、
毎日返事をしない(できない)かーちゃんに、
そう話した。

何でそんなことを話しているのか、
かーちゃんは腑に落ちない様子だった。

レビー小体が酷くなく、意識がある時は、
私や他の人が何を言っているのか、
理解できているのだ。

7月8月から、かーちゃんの体の状態が酷くなった。
首を自分で支えられなくて、
後ろに倒れたまんま。
足はもう、何年か前から曲がりっぱなし。
真っ直ぐに伸びない。
ちぢまっていくばかり。
おむつを替えるのも大変だった。

かーちゃん、ごめんなさい。
私はもう、パーキンソン病レビー小体病のかーちゃんの、
介護をするのができません。
かーちゃんの体の具合が悪くなっていくのに、
対応できません。

プロの、介護をしてくれる人たちのところに入れた。
私の見様見真似の介護より、
手厚い介護をしてくれるだろう。

かーちゃん、ごめんなさい。
ごめんなさい。
生き別れの道を選んだ私を許してください。
老健に入って、1日でもかーちゃんが生きてくれるなら。
私がこのまま介護して、
かーちゃんを殺すようなことになってしまったら。

私の事を忘れないで。
泣きながら、何度もかーちゃんにそう言った。
レビー小体病は、口の中に入れた食べ物を、
ゴックンするのも忘れるそうだ。
ご飯を飲みこむのも忘れちゃうなら、
きっと私の事も忘れるだろう。
だけど、私の事を忘れないで、と、何度も言った。



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posted by 加祥(かしょう) at 20:12| Comment(0) | 城東老健 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする