かーちゃんを老健に入れた週の、先週の金曜の夜中に、
腰と腰周りの筋肉が痛くて起きた。
あまりの激痛に、湿布を貼らねば駄目だ、と思って、
湿布を貼って悶々としていたが、何とか寝た。
翌朝起きて、あー湿布が効いてるな。
痛くない。
そう思いながら1日活動して、
また痛くなったら嫌なので、
寝る前に湿布を張り替えようと取ったら、
左腰の前面の湿布をはがすと、
ポツンと、水ぶくれができていた。
かぶれたかな? そのうち潰れるだろう、と思って、
だけど湿布を貼るのはまずかろう、と思って、
左腰前面には貼らなかった。
月曜の夜、湿布を貼らなかったのに、
水ぶくれが増えていた。
2個になっていた。
それに何だか、痛いのだ。
服が当たってこすれて痛い。
それに何だか、水ぶくれのある辺りが腫れている。
盛り上がっているのだ。
水ぶくれよりも腰(背骨側)が痛い方がヤバそうだったので、
腰の湿布をして何日か過ごしていた。
そしたら昨日金曜、水ぶくれがまた増えている。
そんでもって、痛い!
突っ張るみたいで痛い!
服がこすれて痛い!
金曜なら西先生、お父さん先生だから、
皮膚科を診てもらえる。
だけど、老健に行く用事があったので断念。
明日土曜、行くか?
あんまし普段占いの事を書こうとは思っていないんだけど、
昨日の夜の、明日の日筮で、
沢水困の三爻、というのが出た。
困るの三爻だ。
凶、である。
明日何もしないで困るんだったら、
やっぱ西先生に行って困るかな。
そう思って寝た。
午前中、西先生に行く。
先週金曜に、先生の前で泣いたばっかりだ。
「先週の金曜の夜中に、寝てられないくらいの腰痛と筋肉痛があって、湿布貼って寝たんですけど、次の日に湿布取ったら、水ぶくれができていて、そのうち潰れるだろうと放っておいたら、水ぶくれが増えてきて、そんですごく痛いんです。」
「いつの湿布貼ったの?」
「か―ちゃんの湿布なので、3、4年前。」
「かーちゃんのか(笑)。見せてみて。」
土曜の午前中にいる太った看護婦さんが、
服を上に上げるのを手伝ってくれる。
左の足の付け根にできた水ぶくれを見せる。
「ああっ!」声をあげる先生!
「帯状疱疹だーっ! 腰の湿布取るよ! 後ろ向いて! 帯状疱疹だーっ!」
そう叫んだあと、先生は、
「(患者に)言われた通りの湿布のかぶれだけで塗り薬だけ出さないで良かった! ちゃんと診て良かった!」と本音を言った。
おいおい。
その場ですぐ、帯状疱疹と診断された。
「いろいろあったから疲れが出たんだよ。」と先生に言われた。
そんで血液検査したいから、と、
血を採られることになった。
最初太った看護婦さんが採ってくれようとしたんだけど、
レントゲン室に呼ばれて行っちゃったので、
いつもかーちゃんの採血をしてくれていた、
採血姉さんが採ってくれることになった。
「ここ(西先生)で血を採るのは初めてなんだよ。」
かーちゃんの付き添いで何年も西先生に通ってきていたが、
私が血を採られるのは初めてだ。
いつもかーちゃんと私と採血姉さんで、
競馬の話をして馬鹿笑いしていた。
初めてなのが採血姉さんで良かった。
馴染みのある姉さんで、安心できる。
「私がかーちゃんのこと落っことしちゃって肩を骨折させちゃってね。」
採血姉さんにそう話しだしたら、また泣けてきた。
「どこの老健に入ったの?」
「城東。城東のデイケアに通っていたから、そのツテもあって、緊急で入れてもらったの。」
採血しながら話しながら泣けてくる。
「生き別れの道を選んだ。だけどうちにいるより、良い介護をしてもらえる。」
「そんな悲しい顔しちゃダメ! 自分を責めたらいけないよ。ちゃんと介護してたの、皆知ってるよ。」
その言葉にまた泣けてくる。
泣きながら会計して、鼻をすすりながら王将に行く。
次のバスまで時間があったので、ラーメン餃子をした。
先生に、疲れが出たんだよ、と言われて、
ラーメンをすすりながら、やっとわが身を振り返る。
かーちゃんが糖尿と言われて、
パーキンソン病と言われて、
大腿骨を折って、誤嚥性肺炎になって、7年だ。
7年間毎日介護した。
毎日介護優先休みなし。
自分の時間もままならずの7年だった。
7年間の疲れが、帯状疱疹になった。
そう思った。
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