さっき老健へ。
かーちゃんの肺炎球菌接種だ。
9時半頃老健に迎えに行った。
降りてきたら、ものすごい車椅子に乗っている。
初めて見る車椅子だ。
足は曲がったまま。
伸ばすことはできない。
「かーちゃん、来たよ。あたしだよ。わかる?」
そうは言ったが全然わかってないみたい。
ケアマネI井さんが寄ってきてくれたので、
デジカメを渡して写真撮ってもらって、
スマホも渡して写真撮ってもらった。
老健から、同じ敷地内の病院に行くだけだ。
あまり待たずに接種してくれた。
お会計を待ちながらかーちゃんに声をかけていた。
「かーちゃん、あたしだよ。わかる?」
ああっ! やっとこっち見た!
目が見開いた。
返事はできなくなっているが、
やっとあたしだってわかったみたい。
続けざまにスマホのうさこの写真を見せた。
「あんたの孫だよ。」
かーちゃんは写真を見た。
もっと長く病院にいることもできたが、
私がわかったので、さっくり老健に返した。
長居してもな、と思った。
秋冬に着るフリースを羽織っていた。
あんな車椅子に乗ってるんじゃ、
掛けるものが必要だろう。
今度の時に、私が作ったひざ掛けを持っていこう。
名札をつければ持っていける。
ひざ掛けを作ってあげた時、かーちゃんは、
「お腹があったかければいいのよ。」と言った。
デイに行く時毎回ひざ掛けをかけた。
老健で、かーちゃんに使ってもらおう。