2013年04月02日

お菓子工房無事終了

日曜日3月31日。
東京福祉専門学校の、オープンキャンパスを兼ねた、
お菓子工房をやりました。
今日はわたしはスタッフ側でのボランティアです。

見学者同伴者専門学校のスタッフ、かさいの利用者さん等合わせて、
総勢40名近くがセンターかさいへ集まりました。

4チームに分かれて、スコーンを32個焼きました。
掛け声だけでの参加になるだろうと予測していましたが、
さもあらず。
各チームを指導しにテーブルを走る事になりました。
気温があまり高くなかったのと、
素人さんによる牛乳の計量がきちんとしてなかったので、
生地がまとまらないというアクシデントに見舞われましたが、
牛乳を足して、無事に焼きあがりました。

O西さんとS田さんからは、
成功してよかったんじゃない? とお言葉をいただきました。

利用者さんも高校生も楽しかったかな?
皆で1つのものを作るという、
心に残るお菓子作りになったかな?
福祉という興味のある学校へ行くという、
動機の1つになれるかな?
精神障害者は、普通の生活をしている人と、
心も体もあまり変わりがないのをわかってもらえたかな?

まーとにかく、無事に終わってよかったです。

オープンキャンパスで来ていた高校生のお母さんと、
席が近所になりました。
各自自分が食べたお皿とカップを洗う、という段取りの時に、
そのお母さんが息子さんについて行って流しの方へ行きました。

目が合ったので、お母さんだけを呼びました。
戻ってきたお母さんに、
「ここでは皆、自分でやるというのを教わりますから、お母さんは座っていて良いのですよ。」
と話すと、
「うちでは洗い物たまにやるんですけど、自分では洗い物した事がないし、こういう場所でお皿を割ったりしないか心配で……。」
と言うので、
「自分で何でも出来るようになりますから、大丈夫ですよ。」
と言って、心配気なお母さんに話しました。

この4月から3年生になるお子さんのお母さん。
かなりの親バカだと思いました。
帰りのバスの中、このお母さんとのやり取りを思い出していると、
2011年3月15日に、
うちのかーちゃんも親バカだったことを思い出した。

震災から4日目。
毎日地震が何度も来る中、
うさぎのキャリーを買いに、小岩まで行った。
買い終わって、うちに帰るコールをして、
バス停を降りると、何と、かーちゃんがいた。
バス停の椅子に座って、わたしが来るのを待っていた。
放射能が東京に来ているのに、外に出て欲しくなかったのに、
バス停までわざわざ迎えに来てくれていた。
今思うと、かなりの親バカだ。

その親バカに愛されて、今の自分がいる。
この年になってわかる親の愛情。

あの高校生の男の子も、いつかきっと、
そんな親の愛と親バカを、解る時が来るだろう。
posted by 加祥(かしょう) at 14:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 地域活動・相談支援センターかさい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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