日曜日3月31日。
東京福祉専門学校の、オープンキャンパスを兼ねた、
お菓子工房をやりました。
今日はわたしはスタッフ側でのボランティアです。
見学者同伴者専門学校のスタッフ、かさいの利用者さん等合わせて、
総勢40名近くがセンターかさいへ集まりました。
4チームに分かれて、スコーンを32個焼きました。
掛け声だけでの参加になるだろうと予測していましたが、
さもあらず。
各チームを指導しにテーブルを走る事になりました。
気温があまり高くなかったのと、
素人さんによる牛乳の計量がきちんとしてなかったので、
生地がまとまらないというアクシデントに見舞われましたが、
牛乳を足して、無事に焼きあがりました。
O西さんとS田さんからは、
成功してよかったんじゃない? とお言葉をいただきました。
利用者さんも高校生も楽しかったかな?
皆で1つのものを作るという、
心に残るお菓子作りになったかな?
福祉という興味のある学校へ行くという、
動機の1つになれるかな?
精神障害者は、普通の生活をしている人と、
心も体もあまり変わりがないのをわかってもらえたかな?
まーとにかく、無事に終わってよかったです。
オープンキャンパスで来ていた高校生のお母さんと、
席が近所になりました。
各自自分が食べたお皿とカップを洗う、という段取りの時に、
そのお母さんが息子さんについて行って流しの方へ行きました。
目が合ったので、お母さんだけを呼びました。
戻ってきたお母さんに、
「ここでは皆、自分でやるというのを教わりますから、お母さんは座っていて良いのですよ。」
と話すと、
「うちでは洗い物たまにやるんですけど、自分では洗い物した事がないし、こういう場所でお皿を割ったりしないか心配で……。」
と言うので、
「自分で何でも出来るようになりますから、大丈夫ですよ。」
と言って、心配気なお母さんに話しました。
この4月から3年生になるお子さんのお母さん。
かなりの親バカだと思いました。
帰りのバスの中、このお母さんとのやり取りを思い出していると、
2011年3月15日に、
うちのかーちゃんも親バカだったことを思い出した。
震災から4日目。
毎日地震が何度も来る中、
うさぎのキャリーを買いに、小岩まで行った。
買い終わって、うちに帰るコールをして、
バス停を降りると、何と、かーちゃんがいた。
バス停の椅子に座って、わたしが来るのを待っていた。
放射能が東京に来ているのに、外に出て欲しくなかったのに、
バス停までわざわざ迎えに来てくれていた。
今思うと、かなりの親バカだ。
その親バカに愛されて、今の自分がいる。
この年になってわかる親の愛情。
あの高校生の男の子も、いつかきっと、
そんな親の愛と親バカを、解る時が来るだろう。
2013年04月02日
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