2016年06月24日

都立墨東病院ER1

昨日の夜、焼き肉をした。
最後のお肉1枚、かーちゃんに食べるか? と聞いたところ、
「食べる。」と申すので、お皿によそってあげた。

そのお肉を食べていたら、様子が一変した。
苦しそう。
おかしい。
これはひょっとして、お肉が詰まったのでは?

すぐさま救急車を呼んだ。
電話をかける際、110は百十番だし、116でもないし、
119を思い出せない。
ようやく思い出して119番した。
気が動転していた。
住所と名前を言って、かーちゃんの背中を叩いたりしていた。

すると、電話がかかってきた。
救急車からだ。
「まもなく着きます。患者の背中を引き上げて、口の物を出してみたりしてください。」
言われたとおりにしてみた。
少し口から吐いた。
ピンポンが鳴った。
救急隊員7名来た。
かーちゃんの蘇生を7人がかりでやってくれた。
「救急じゃなくて、救命だ。」と隊員の1人が言った。
詰まってたお肉を取ってくれた。

「救命センターがある病院に行きます。普段飲んでる薬と保健書とお薬手帳を持って来てください。」
かーちゃんは救急車の中でも吐いた。
「わかりますか?!」と、かーちゃんに声をかける隊員さん。
「あぅあぅ。」と返事するかーちゃん。
病院に着いた。
「ここはどこの病院ですか?」
都立墨東病院の救急救命ERだった。

隊員さんに返事をしていたので、
そんなに症状が重くないのだろう、と思った。
そしたらば処置をしてくださって、先生の説明があるまで待った。
2時間近く待った。
あまり重くないみたいなので、気軽に、というか、
親戚筋にメール打ったりして時間を潰していた。

「肺に胃酸が入っています。胃酸は強いので肺を溶かす恐れがあります。それと、無呼吸状態があったので、脳に酸素が回らないので、意識障害が出ます。今睡眠薬で眠らせて、酸素吸入しています。この2、3日が山です。いつでも連絡が取れるようにしてください。覚悟しておいてください。」

医者が出してきた書類に署名して、ER室に通された。
かーちゃんは酸素吸入器をはめられて、
その脇には心電図のモニターがあった。
看護師さんが入院の手続きの書類を持ってきた。
それと、入院に必要な物が書いてあるリストも持ってきた。

11時半ごろタクシーで家に帰ってきた。
うさのすけがかーちゃんの部屋の入り口にいた。
帰ってきたわたしの足元に寄ってきた。
何かあったのがわかるのだろう。

禁煙していたが、病院にいるうちからタバコが欲しくなった。
墨東の警備員さんにコンビニの場所を聞いて、タバコを買った。
家に帰ってきて、吸った。
私はタバコを止めるストレスに弱い。
落ち着いてきて、うさのすけの餌やおやつをやった。
そんなこんなしてたら、こう思った。
かーちゃんは死んでしまうのか?

今朝起きて、ケアマネに連絡。
「昨日の夜、喉に食べ物を詰まらせちゃって、墨東のERに入院しました。」
「何食べたんですか?」
「昨日の夜、お肉焼いて食べたんですよ。」
「焼き肉お好きですものね。」
ケアマネは、デイサービスへ行けなくなる連絡をまたしてくれる。
頼りになるケアマネだ。
助かる。

ケアマネに続いて、サポセンの担当保健師にも連絡を入れる。
とりあえず、この窮地をわかってもらう。

ERの面会時間は限られていて、
朝7〜8時と、昼12時〜13時と、夕方18時〜19時の3回しかない。
パジャマとか、おむつとかは病状に合わせないといけないから、
お高いけどレンタルにすることにした。
昼の部に合わせて、他の必要な物を持っていこう。

焼き肉が最後の晩餐になるのか?
かーちゃん、頼むよ。
頑張ってくれい。

U井さん、これ読んでる?
O塚さんちに引っ越しの顔見世するの、延期。
もうちょっと先が見えるまで、延期。
個人的理由ですまぬ。



にほんブログ村 介護ブログ 親の介護へ
posted by 加祥(かしょう) at 10:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 都立墨東病院 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック