2016年10月01日

かーちゃんの遺言書13無事作成

昨日の事書いてなかった。
昨日かーちゃん連れて公証役場に行ってきた。

出かけ前、お洋服の事を聞く。
「半袖にする? それとも長袖?」
「長袖。」
おー長袖と言ってきた。
それはつまり、ピンクの梅柄の、秋のパンツルックだ。
かーちゃんが明るく見えて、似合ってる。
着替えさせておむつも替える。
「靴は黒? それともピンク?」
「ピンク。」
買った当初はピンと来てなかったピンクのあゆみの靴。
入院していろんな看護婦さんたちから物凄く褒められて、
今ではもうお気に入りみたいだ。

介護タクシーにお迎えに来てもらって出発。
小岩にタクシーで行くのは初めてだったので、
何だかドライブ気分。

役場について、部屋に通されて、判子つく練習。
持っていった判子は、まぎれもなく実印。
役場の方が車椅子対応してくれたので本当に良かった。

立会人のと公証人の元、かーちゃんの遺言読み上げになった。
わたしはその時、席を外すよう言われて、
待ち合いで待っていた。

かーちゃんの声が聞こえる。
「大した財産はありません。」
あーーー何とんちんかんなこと言ってるんだ。
「ないわけじゃないからこれを作ってるんでしょう。」と公証人様。
かーちゃん、見慣れない人を目の前にして、緊張している模様。
そりゃそうだ。
自分の遺言書、ご希望通りに作ってるんだもんな。

判子ついた模様。
何か談笑している。
「うさぎさんがいます。」
何話してんだー?

呼ばれたので部屋に戻る。
立会人様に封筒を渡す。
正本と謄本をもらって、これにて終了。
もらってる途中、字が汚かった、と申すので、
公証人様が慌てて書いた字のところを広げて見せてくれて、
「きれいな字ですよ。読めますよ。」と言ってくれた。

役場を出る時、公証人様と事務のお姉さんが、
エレベーターの前まで送ってくれた。

帰りの介護タクシーの中、
「うさぎさんがいますって、何話してたの?」
「女性の方の人が、ペットも入れるお墓があるんですね、って言ったから、うちにうさぎさんがいます、って言ったんだよ。それよりも心残りがある。」
「ええっ? 何っ?」
「ちゃんと字が書けなかった。」
「あんた、読める字を書いてたよ。見せてくれたじゃん。」
「あれはおべっか言ってるからだよ。もう1回書き直したい。」
それはもう遅い。

帰りの道中は、
かーちゃんが知らない道を通ると緊張するので、
千葉街道を通っていたこともあり、
宍戸先生が綺麗になったのを見せたり、
京葉交差点の宝くじ売り場を話したりしながら帰ってきた。
橋を渡ったあたりでどこを移動してるのか認識しだしたので、
もう一安心。

最初の謄本取りから遺言作成まで、うちは2カ月かかった。
ひょっとして、早い方かな。
今年の大仕事だったね、かーちゃん。
無事終了。

今年はいろんな事があった。
年末にうちの重大ニューストップ10でもやろうかな。
10もないか。
5で十分。
もう10月だ。



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posted by 加祥(かしょう) at 21:38| Comment(0) | TrackBack(0) | かーちゃんのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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