2017年07月17日

城東老健28 嘘がつけなかった

今日は桃を差し入れた。
フロアには面会の家族が来ない爺ちゃん婆ちゃんや、
人の物を羨む爺ちゃん婆ちゃんがいるので、
1階に連れてった。

「ほら。桃。好きなだけ食べな。」
かーちゃん、何も言ってないのに、
タッパーの中に入れてきたフォークをすぐさま持って、
桃をほうばる。
「甘いっ。」
タッパーに保冷剤入れていった。
冷たいのを食べて欲しかった。
「冷たくて美味しいー。」
心は通じるものだ。

私は器に入りきらなかった最後の1切れを半分食べてきた。
残った半分は「うさーーーー。」呼んだ。
うさのすけすっ飛んできた。
昨日皮むいたぶどうをあげてみたのだが、プイッとされた。
食べなかった。
今日の桃はどうかな?
少し匂いをかいで、私の手から奪い取った。
もう夢中。
途中で、前足で顔をふきながら食べた。
顔についた桃の汁を前足でぬぐってなめる。
そんなことをするほど桃が美味しいらしい。
今日からうさのすけの、
大好物桃もらって嬉しい小躍りジャンプが始まりそう。

明日は4時頃来るけど、老健お支払いがあるので、
上に上がるのは遅くなるよ、と言って、
本日もテレビの前に設置してきた。
お相撲観てくれぃ。

帰り際、女性の介護士さんに、
「何か下でお食べになられましたか?」と聞かれた。
ええっ。見透かされておる。
どうしよう。嘘ついた方が良いかな。どうしよう。
2秒くらい迷って、
「桃食べさせました。」
「あー全然問題ないですぅー。」
嘘つけなかった。
物凄い小心者。



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posted by 加祥(かしょう) at 16:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 城東老健 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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