ベッドに寝かされてないで、
車椅子に座っているだろうと思って、
今日は3時半前に着くように早く行った。
行ったらまだプリンを食っておる。
しかもエプロンに食べこぼし一杯。
「早く食べて。早く食べて。」
プリンより良い物を持ってきたのだ。
「プリン美味しい?」と聞いたら、
「腹一杯にならない。」と返事。
エプロンに落としたプリンを、
いつまでもすくっているのでイラついた。
「もういいでしょ。」
1階へ車椅子ごと運んだ。
「あんたコーヒー、アイスとホットとどっちがいい?」
アイスがいいと申すので、
1階フロアのいつものテーブルで待たせて、
ミニストップでカウンターのアイスコーヒー2つ買った。
戻ってきて、一昨日焼いたケーキ、差し入れた。
「ほら、柔らかいからあんたでも食べられるよ。」
かーちゃんてばすぐかぶりついた。
1口が多い。
「あんた量が多いよ。」
もう無言。
「美味しい?」
「美味しい。」
2人でアイスコーヒー飲みながら、
パウンド1.5センチほどを食べる。
「プリンより腹の足しになるよ。」
「お2人でコーヒータイムですかー?」
おや、ケアマネほっしーだ(うちの担当ケアマネ。老健と同じフロアに事務所がある)。
久しぶりに会った。
「上では差し入れできませんから。」と言ったら、なるほど、という顔をされた。
「ほっしー(本名を言っているのだがここでは愛称)ですよ。わかりますかー?」
かーちゃんに声をかけてくれる。
「わかります。」とかーちゃん。
2人で、かーちゃんが老健出た場合の話をする。
今のところ老健のケアマネI井さんとは、
10月頭に退所というのを、検討会議にかけてくれる、
というところまで話が進んでいる、というのを話す。
I井さんと、退所したらどうするのか、
話し合ってくださいと言われた。
自宅で頑張るのか?
それとも、1か月したらまた老健に戻るのか?
その話し合い如何で、デイサービスをどうするのか、
介護用具はどうするのか、変わってくると言う。
一応退所したら、うちでおむつ替え頑張るつもりでいる。
夜中に起こされなければ、自分のペースでおむつ替えができる。
睡眠も邪魔されない。
「もうここにきてからずっと、テープ式のおむつなんですよ。夜中に起こされなければ、自分のペースでおむつ替えできると思ってます。」と話した。
ほっしーはかーちゃんの洋服をちょっとめくって、
テープ式になってるのを確認した。
「それに、やってみないとわからないです。」
これが本当のところだ。
おむつの問題が解決できれば、
かーちゃんはまたうちで生活できる。
競馬したり、美味しい物を食べたりできる。
好きなテレビも観られる。
やってみないとわからない。
I井さんとどういう話になるかわからないが、ほっしーからは、
9月の中頃から動いていかないといけなくなる、と言われた。
ほっしーがいなくなってから、
かーちゃんは「もうないの?」と聞いてきた。
すぐピンときた。
「あんたそれ以上食べたら食べ過ぎ。うちにあるよ。」
食い足らないのだ。
まだ食べたいのだ。
いつまで経っても食欲魔人だ。
「また焼いたら持ってくるよ。じゃあ戻るよ。」上に連れ戻った。
かーちゃんを届けて、上から下に降りたら、
物凄い車椅子に乗っているお婆ちゃんの娘さんと会った。
娘さんと言っても私より年上だろうお姉さんは、
お母さんの食事介助に毎日来ている。
ご挨拶して気がついた。
ああっ、洗濯物持ってきてない。
今日はお風呂の日なので、洗濯物が出る日だ。
一緒に上まで行って、洗濯物取ってきて本日終了。

