「退所後のご自宅での様子が見たいのですが。」
今日の約束にした。
3人で来た。
ケアマネと、リハビリやってくれてたお姉ちゃんと看護師。
かーちゃんのスケジュールが忙しいので、
合間に買い物行ったりしてるので時間がない。
掃除してない。
「掃除が間に合ってないので勘弁してください。イネ科のアレルギー持ってる人がいたらマスクしてきてください。それと靴下。」
今朝午前中そう電話した。
うさのすけが食いちぎった座布団綿が至る所にある。
かーちゃんが痰を拭っているティッシュがベッド下に落ちている。
うさのすけが走って散らしている牧草が転がっている。
3人来るというので、座るところが3人分しかない。
かーちゃんにはベッドで横になってもらうことにした。
横にしてたらピンポン。
やって来た。
かーちゃんが横になってるところを見てもらった。
「今横になったばかりなんですよ。」
3人さん、かーちゃんに挨拶してくれた。
車椅子からベッドへの移動のことや、おむつのことや、
食事のことなどいろいろ聞かれる。
何か大変なことはないかと聞かれたので、
夜中に起されることを伝えた。
今朝も、いや今朝じゃない。
昨日の夜中のことを伝えた。
やっと寝付いた夜11時過ぎ、12時過ぎ、1時過ぎ、
起きろと起こされる。
今朝もその件でかーちゃんに文句を言った。
「あんた目が覚めて真っ暗だったら夜中なの。」
「目覚ましが鳴らない。」と申し開くので、
「目覚ましは7時10分になるようにしてあるの。」
「目がさめて明るくて7時10分だったら起こせばいいの。どうして夜中に騒ぐの?」
何も言わない。
「迷惑なんだよ。夜中にご近所も迷惑なんだよ。いい加減にしてよ。そういうことがわからないんだったら施設に入ってもらうしかないんだよ。」
他にも迷惑なことの文句を言った。
朝30分位説教した。
「(老健にいる時は)トイレに行きたいっておっしゃるんですがご自宅でどうですか?」とケアマネ。
「うちでもそう言うので、パンツ(テープ式おむつ)にしてくれって言って終わりにしてます。」
おむつに排出してくれるのを理解してくれてないと、
うちでは暮らせない。
「何かお困りのことはないですか?」と聞かれたので、
今のところすぐには思いつかないです、と返事。
「退所1カ月くらいはご自宅で過ごせそうですか?」と聞かれたので、
やれることはやります、と返事。
30分位3人さんうちにいて退出。
退出時に皆さん、居間で座っていたうさのすけの姿を見た。
「わーこれが噂の(どんな噂だ)うさちゃんですねー。」
「うさ太郎。」
「いえ。うさのすけです。かーちゃんの最後の子供です。」
かーちゃんが飼いたいと言って飼い始めたのを説明。
玄関を出る際に、
「お一人で抱え込まないようにしてくださいね。」と言われたので、
「何かあったらすぐご相談します。」と返した。

