
今日これを買った。
ストロー付きカップ。
城東の売店に買いに行こうかと思っていたが、
昼前寄ったぱぱすで半額で売っていた。
即買った。
かーちゃんが自分のマグカップで、
お茶がうまく飲めなくなってきていた。
むせるし、カップが持てない。
落としそうになる。
最後まで飲み干せない。
お茶をぶちまける。
昨日の夜、ストロー付きカップを買おうか、と話した。
86歳。
本当に高齢者なのだ。
毎日暮らしていって、出来ないことが増えていく感じ。
老いを目の前で見せられている。
昼食後かーちゃんに使ってみた。
薬を混ぜたとろみ茶を最後までチューチューできた。
試しに買ってみただけだったので、
予想以上にこのカップ、良い仕事をしてくれた。
何より半額だったのが嬉しい。
薬の副作用の気持ちが悪いのが治まってきたら、
もうちょっと水分をとる感じにするよ、と声をかけた。
副作用がきつくて、辛くなるのもわかって服用させている。
何故なら、認知症の進行が遅くなるからだ。
その方がかーちゃんにとっていいだろう、と判断した。
ボケて誰が誰やらわからなくなって、
福岡のおばさんみたいに施設に行くか?
ご飯を食べたのもわからなくなって、
常にご飯を頂戴と言い続けるか?
あんたが財布を取った、
何を盗まれたと言われ続けるようになるか?
認知症の進行が遅くなれば、それだけ家にいられる。
相棒が見れる。
競馬もできる。
その方がいいだろうと判断した。
副作用が治まってきたら運動してください、と言った。
ベッドの手すりにつかまって、腰を上げてもらう運動。
毎日ズボンを脱がす時に、腰を上げてもらっている。
その運動だ。
手すりにつかまれば腕の筋肉を使う。
足で踏ん張ると腰を上げられる。
お腹にも力が入る。
1日100回やれ、と言った。
いたわらないといけない高齢者、とか、
世間はそう言うかもしれないが、関係ない。
運動しろ、かーちゃん。

