介護同志だったその友だちは、
ああ、クリスマスもお正月ももうじき来るのに、
とうとう1人で孤独になってしまった。
友だちは毎日介護に頑張っていた。
入院すれば、毎日面会。
退院後も訪問歯科、訪問リハビリ、訪問介護、
通院、食事介助、おむつ替え、デイの送り出し,
毎日来るヘルパーの応対等。
お母さまはアルツで要介護5だった。
毎日の介護に係わる時間は、
物凄くハードなスケジュールだった。
それをこなしていた。
お悔やみの言葉を述べた。
そして私が思ったこと。
ああ、介護が終わっていいな。
羨ましい、と思った。
かーちゃんには長生きして欲しい。
ボケてないので、一緒に居れるのは楽しい。
だけど、私も介護に係わる時間は多すぎる。
うちも食事介助、おむつ替え、通院、
デイへの送り出し、食事作り、
車椅子からベッドへの移動等、
介護時間は結構ハードスケジュールだ。
要介護4だ。
昨日かーちゃんに友達のお母さまが亡くなった話しをして、
「あんたが長生きするのは嬉しいけど、いったいいくつまで生きるんだ?」と聞いた。
かーちゃんは答えなかった。
それはかーちゃんにもわからないだろう。
介護同志が何人かいたが、
同志の介護が終わって仲間が減っていく。
皆、過去介護経験者、になっていく。
うちはいくつまで続くだろう。
年明けたら、かーちゃんは88になる。
米寿のお祝いって何をしていいのかわからないので、
多分普段通りの1日を過ごしてもらう。
ケーキは、
かーちゃんが食べられるケーキを作るつもり。


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