2020年09月08日

整形外科 かーちゃんを落っことす、その後

土曜日に、かーちゃんを、
ベッドから車椅子に移乗の際、落っことした。
変な体制で7分くらいいた。
ケア21のヘルパーさんに来てもらって助けてもらった。
その後。

日曜午前中に、
かーちゃんの腕が青く内出血しているのを発見した。
手に触ると、腕がブランブランしている。
おかしい。
だけど痛がらない。
もしや骨が? と思って、城東の日曜診療に電話する。
思っていた通り、整形外科の先生はいなかったので、
すぐ診てもらいたかったが、
月曜に整形外科に行くようにした。

月曜日。
受付終わって整形外科の前で順番待ちをしていたら、
かーちゃんが臭い。
大の臭いがする。
かーちゃんはもう、自分の意識の管理で、
大と小ができないのだ。
出したい時に垂れ流し。
ズボンやら車椅子やらを汚していて、
かーちゃんは大をしていた。
急いであわてて持っていたティッシュで拭いたが、
それでは間に合わない。

デイケアの人に助けてもらおう。
そう思って、通路を通ってデイの方に行った。

運良く、老健ケアマネのI井さんが目の前にいた。
駆け寄って、「今整形外科で順番待ちしてるんですけど、(かーちゃんが)大の方を失禁しちゃって、服の替えとか持ってなくて、助けてもらえないですか?」と言うと、
「2階で聞いてきますから、ちょっと待っててくださいね。」と、快く返事をしてくれた。
2階で、かーちゃんの失禁の処理をしてくれた。
替えのズボンまで貸してくれた。

診察。
レントゲンを撮る。
結果。
「残念ですが骨折しています。」
入院か? と思ったが、先生が、
「手術するとなると、ご高齢ですし、全身麻酔のデメリットがあります。そういうことを考えると、このまま自然治癒の方がいいかもしれません。」と言われて、薬も痛み止めも処方がなかった。

私がかーちゃんを骨折させてしまった。
もう私1人では介護できないのかもしれない。
8月以降、かーちゃんの体の硬直が前より進んでいて、
移乗するのが、毎回大変だ。
また落っことしちゃうかもしれない。
毎回ヒヤヒヤしている。

だけど、何とか、
かーちゃんが家にいて過ごせるようにならないか?
かーちゃんのVHSコレクションを、

ようやっとダビングして、
ブルーレイで見られるようにしたばかりだ。
だけど、この8月以降、
「私はだぁれ?」と私の事を聞いても、返事をしない日が多い。
私が誰だかわからなくなってきている。
自分の名前を呼ばれても、
返事をしない日の方が多くなってきた。
だけど10日くらい前には、
自分が録ったVHSを「見たい!」と返事をした。
その返事を信じていた。

だけど、このままうちにいたら、
私がかーちゃんを殺してしまうかもしれない。
ミキサーとろみ食にしているが、むせる。
このまま詰まったらどうしよう、といつも思う。
またかーちゃんを落っことして、ケガをさせるかもしれない。
事実、そうなった。

何とかそれでも、まだ意識が残ってるかーちゃんが、
家で過ごせるようにならないか?
そう思って、私1人ではもう介護無理なので、
介護ヘルパーを入れるのを考えた。
自分ちでのかーちゃんと自分のサイクルを考えて、
ヘルパーさんに移乗をやってもらおう。
ケアマネに相談した。
「点数が足らないよ。」そう言われた。
私が理想としたヘルパーさん導入は、すぐ却下された。
それは昨日の話。

自分で移乗させないといけない。
それはもう無理だからできない。
「施設に入ってもらった方が、料金は安くなるよ。」そうケアマネは言った。
自分でできないのを人にやってもらうのに、
ヘルパーではなく施設入所を考えないといけないのなら、
家から近い施設がいい。
そう思った。

今日、老健に電話した。
入所したい旨を伝えた。
かーちゃんとさよならする日が近くなった。
泣きそうになった。
胸が痛い。
かーちゃんを施設に入れる私を、許してくれるだろうか。



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posted by 加祥(かしょう) at 16:33| Comment(0) | 東京城東病院 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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