郵便局の帰りにポストをのぞいたら、着た!
とうとう着た!
お昼食べて、すぐさま老健に電話した。
O槻さんが出た!
用件がすぐに分かったみたいで、
「コロナのワクチン接種券のお手紙が着たんですね?」と先に言われた。
「そうです! 着ました!」
「そうしたらI井の方からお話がありますので、そのお手紙は保管しておいて下さい。」
すぐ持って来いって言われるのかと思っていたが、
預かってくれって言われた。
I井さんと替わる。
「ワクチン接種のご希望をご家族さまに聞いているんですが、どうされますか?」
「是非お願いします!」
かーちゃんがワクチン打ってくれて、
そのうち私もワクチン打って、
お互いワクチンしている同士で、
早く面会ができるようになりたい。
城東で接種できるようになるので、
とにかく申込用紙は保管しておいて下さい、と、
また言われた。
老健に電話かけたのは、別の件もあって、
I井さんから事務のお姉さまに電話を代わってもらった。
老健から、
支払いは銀行振替にして欲しいお願い書が、
先月の請求書と一緒に入ってて、
その書類に銀行届印を押さないといけない。
かーちゃんが多分使っているのはこのはんこだろう、と、
予測しているはんこがあるのだが、
何十年も使っているはんこで、
はんこの溝が埋まっていて、
はんこも摩擦で削れていて、きれいに押せない。
かーちゃんや私が押すときれいにいかないのは、
過去に経験済みなのだ。
なので、
毎日はんこを使っているであろう事務のお姉さまに、
我が家のはんこを押してもらおうと思った。
「私が押すときれいにいかないんです。」と言ったら、
「じゃあ私が押しましょうか?」
やったー! 押してくれるってー!
電話を切って身支度して老健へ行く。
かーちゃんの洗濯物をもらって、洗った物を渡す。
そしたら受付のところに事務のお姉さんが出てきてくれて、
気合を入れてはんこを押してくれた。
「うわぁーすっごいきれい!」
思わずでっかい声で叫んだ。
事務のお姉さま、満面の笑み。


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