2022年03月31日

老健136 かーちゃん謎の発熱する

昨日仕事中に老健ケアマネI井さんから電話。
「お母さまが発熱して、お熱が引いたり引かなかったりしていて、それで……。」
仕事中だったので、うわの空で電話を聞いて、
「明日電話します。」と言って電話を切った。
昨日仕事、6時過ぎまであって、
対応する身動きが取れなかった。

朝電話する。
「お母さまが発熱して、お熱が引いたり引かなかったりして、それで(こっから昨日の続き)もしもお時間取れるようでしたら、面会にいらっしゃれませんか?」
「今日動けます。何時に行けばいいですか? 合わせます。」と即答した。
かーちゃんと面会できる。嬉しい。
行ってきた。

介護士さんに説明を受けた。
「お昼を全部食べて、解熱剤を飲んでいますので、寝てらっしゃるかもしれません。」
かーちゃんはベッドで寝ていた。
「かーちゃん、かーちゃん、来たよ。あたしだよ。わかる?」
わからない! 寝ている!
仕方ないので声掛けはやめて、見守った。

途中目が開く。
私のことを見た、みたい。
なので「かーちゃん、あたしだよ。わかる?」何度か声をかけた。
手を握った。
私を見て、ニッコリしたみたいな顔をした。
その後、安らかな寝息を立てて再び寝だしたので、
またも見守る。
かーちゃんは老健で散髪屋さんが来て、
髪の毛を切ってもらっていたようで、
頭がスッキリしていた。
良かった。
伸びた髪の毛のことを心配していたんだ。

介護士さんが来て、面会が終わる時間がきた。
40分くらい居させてもらった。
「どうでした?」と聞かれたので、
「ちょっとわかったみたいでした。だけど寝ちゃってて。」と答えた。
「お薬解熱剤を飲んでますから、眠いのでしょう。」
介護士さんに聞いた。
「手紙を書いて読んでもらって、わかってますか?」と聞いたら、
「この間の手紙はわかってました。目がパッと見開いて、聞いてましたよ。」
もう手紙書いても、本人は意識がお花畑に行ってて、
理解不能、わからなくなってるのかと思っていたので、
手紙を3月は書かなかった。
「じゃあまた手紙書きます。」

1階に降りたらケアマネI井さんが出てきてくれた。
「何でお熱が出ているのかわからないんです。検査したら、コロナでもないし、インフルでもないし。ひょっとしたら尿路感染かもしれません。ひょっとしたらちょっと戻したのかもしれないし、お口の周りが白くなっていた報告はあったんです。」
「かーちゃん逆流性食道炎なんで、病棟の方でお世話になったこともありました。」と、過去の病歴のことを話す。
「まだよろしくお願いします。」と言って、頭を下げた。

年に1回の面会だけじゃなく、
かーちゃんがお熱を出したおかげで、
幸運にも面会できた。
手首の硬縮の話をこの間されたが、
本当に曲がっていた。
足も曲がっている。
もう本当に、
私の自宅介護じゃ対応できなくなっているのを目の当たりにしてきた。
かーちゃんを老健に入れる決意をした時に、
毎日泣いたが、仕方なかったんだな、と思った。
あの時決意して良かったんだな。

それでもかーちゃん生きている。
長生きしてくれ。
私のことを思うのなら、
1日でもいいから長生きしてくれ。
生きているのと死んでいるのでは、
私の気持ちが全然違う。
かーちゃんは生きている、と思っていたい。
そう思って帰ってきた。



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posted by 加祥(かしょう) at 16:13| Comment(0) | 城東老健 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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