2022年04月07日

老健139 また面会に呼ばれる

2時ころケアマネI井さんから電話がかかってきて、
また面会に来られないか? と聞いてきた。
37度台の熱が引かなくて、上がったり下がったりしていて、
ご飯が食べられなくて、胸がゴロゴロいっているそうだ。
急いで行ってきた。
説明を受けてかーちゃんがいる階に上がる。

かーちゃんは入り口近くのベッドで横になっていたのを、
介護士さんとI井さんでお部屋に運んでくれた。
かーちゃん、口で息をしている。
かーちゃんに話しかけた。
「かーちゃん、かーちゃん。あたしだよ。わかる?」
わかってない! この間と同じだ。
時間がきたら声掛けに来るだろうと思って、
また見守ることにした。

だけど時たま目が開くので、その度に声掛けした。
何かこっち見てる。
「あたしだよ。わかる?」
手を握る。
見た、ああ、ニッコリした! 
居た時間の最後の方で、やっとわかったみたい。

ずっと始終口で息をしてて、苦しいのかな? と思った。
すぐ目をつぶる。
眠りに入る。

何度も老健から呼び出しが来て、面会させるほどの病状。
かーちゃんを見ながら鼻水出ちゃって泣けてきた。
お別れの時が近いのか?
まだ生きて欲しい。
長生きして欲しい。

ゴロゴロいってるのは、誤嚥性肺炎なんじゃないかな。
かーちゃんは過去に誤嚥性肺炎で入院している。
どんな症状なのかよくわかっている。
I井さんによると、痰も出ているそうだ。
お年寄りの亡くなる病気の代表病気だ。

時間が来て、呼びに来た介護士さんから、
「明日も来られますか? もしも何かあったら、夜中でもいつでもご連絡しますから。明日も来てください。」
明日も来てくれと言われるくらい、
お別れの時が近いのかな?

帰ろうとしたらI井さんも1階に降りるようで、
一緒にエレベーターに乗った。
I井さんが「ご飯をお食べにならなくて、体力が落ちてきちゃってて。」と言うので、
「もうお別れの時を考えた方がいいのかな?」と聞いた。
「そういうこともあり得ます。」I井さん、苦しく、苦しく答えてくれた。
「泣きそう。」そう言ったら、背中をポンポンしてくれた。
鼻水すすりながら帰路についた。

帰ってきて、かーちゃんが危ないのを、
大阪の親戚姉さんにLINEする。
福岡のおばさんに電話する。
私が働いてる事業所に、老健に入れてる母が危なくて、
仕事をお休みしたりするかもしれないのを連絡する。
こういうことは各所に早めに連絡しておいて、
以後スムーズにいかせた方が良いだろう。

だけど持ち直してください。
まだ生きてください。
あたしのことを考えるんだったら、
ずっと長生きしてください。

2018年に買ったソニーのデジカメ。
買って1番目に撮った画像は、かーちゃんの写真だ。
居間でニッコリ笑っている。
ああ、画像整理もまだ未着手だ。
かーちゃんが死んだらアルバムを持って、
福岡のおじさんおばさんに、
かーちゃんの写真を見せに行こう、と思っている。
そんな時が近いのか?



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posted by 加祥(かしょう) at 18:05| Comment(0) | 城東老健 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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