2時ころケアマネI井さんから電話がかかってきて、
また面会に来られないか? と聞いてきた。
37度台の熱が引かなくて、上がったり下がったりしていて、
ご飯が食べられなくて、胸がゴロゴロいっているそうだ。
急いで行ってきた。
説明を受けてかーちゃんがいる階に上がる。
かーちゃんは入り口近くのベッドで横になっていたのを、
介護士さんとI井さんでお部屋に運んでくれた。
かーちゃん、口で息をしている。
かーちゃんに話しかけた。
「かーちゃん、かーちゃん。あたしだよ。わかる?」
わかってない! この間と同じだ。
時間がきたら声掛けに来るだろうと思って、
また見守ることにした。
だけど時たま目が開くので、その度に声掛けした。
何かこっち見てる。
「あたしだよ。わかる?」
手を握る。
見た、ああ、ニッコリした!
居た時間の最後の方で、やっとわかったみたい。
ずっと始終口で息をしてて、苦しいのかな? と思った。
すぐ目をつぶる。
眠りに入る。
何度も老健から呼び出しが来て、面会させるほどの病状。
かーちゃんを見ながら鼻水出ちゃって泣けてきた。
お別れの時が近いのか?
まだ生きて欲しい。
長生きして欲しい。
ゴロゴロいってるのは、誤嚥性肺炎なんじゃないかな。
かーちゃんは過去に誤嚥性肺炎で入院している。
どんな症状なのかよくわかっている。
I井さんによると、痰も出ているそうだ。
お年寄りの亡くなる病気の代表病気だ。
時間が来て、呼びに来た介護士さんから、
「明日も来られますか? もしも何かあったら、夜中でもいつでもご連絡しますから。明日も来てください。」
明日も来てくれと言われるくらい、
お別れの時が近いのかな?
帰ろうとしたらI井さんも1階に降りるようで、
一緒にエレベーターに乗った。
I井さんが「ご飯をお食べにならなくて、体力が落ちてきちゃってて。」と言うので、
「もうお別れの時を考えた方がいいのかな?」と聞いた。
「そういうこともあり得ます。」I井さん、苦しく、苦しく答えてくれた。
「泣きそう。」そう言ったら、背中をポンポンしてくれた。
鼻水すすりながら帰路についた。
帰ってきて、かーちゃんが危ないのを、
大阪の親戚姉さんにLINEする。
福岡のおばさんに電話する。
私が働いてる事業所に、老健に入れてる母が危なくて、
仕事をお休みしたりするかもしれないのを連絡する。
こういうことは各所に早めに連絡しておいて、
以後スムーズにいかせた方が良いだろう。
だけど持ち直してください。
まだ生きてください。
あたしのことを考えるんだったら、
ずっと長生きしてください。
2018年に買ったソニーのデジカメ。
買って1番目に撮った画像は、かーちゃんの写真だ。
居間でニッコリ笑っている。
ああ、画像整理もまだ未着手だ。
かーちゃんが死んだらアルバムを持って、
福岡のおじさんおばさんに、
かーちゃんの写真を見せに行こう、と思っている。
そんな時が近いのか?
2022年04月07日
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