2022年04月11日

老健143  面会5日目

今日も面会へ。

今日は酸素飽和濃度が97あって、
見た感じ、昨日より呼吸が穏やか。
血圧も安定しているそうで、
お茶をコップ1杯飲んだそうだが、
むせ込みがひどいそうで、
多分介護士さんが大変だったんじゃないかな。
頭にアイスノンをあてられている。
脱水症状になっているそうだ。

かーちゃんは昨日より、早くもお花畑にいるようで、
始終宙を見ていた。
かーちゃんに「もう頑張らなくていいよ。うさぎとうさのすけに、来ていいよと言ったよ。あんたたち3人でお花畑に行きなさい。」と言ったんだけど、
「あ、明日の午前中は駄目。仕事ある。午後ならいいよ。」と言い直した。
今日の午後の仕事を休ませてもらった。
上司から「月曜と火曜の午前中だけやってもらえれば、後は何とかする。」と言ってもらえた。
本当にすいません。

かーちゃんの口が時たま動いた。
声が出なくなっているから、
何を言ってるかわからないんだけど、
あたしに恨み言でも言ってるかな。
「こんなとこに入れてごめんね。だけど、ここしかなかったんだ。」謝った。

今日かーちゃんのいるフロアに上がるので、
エレベーターを使ったら、
2階から車椅子のお婆ちゃんが一緒になった。
車椅子を押しているスタッフのお兄ちゃんに、
「おうちに帰りたい。おうちに帰りたい。」そのお婆ちゃんは、何度も言っていた。
かーちゃんもそう思っただろう。
「ごめん。かーちゃん。」今日は何度か、かーちゃんに謝った。

かーちゃんのいるフロアの介護士お姉さんに、
「うさぎはどっちだったんですか? 女の子? 男の子?」と聞かれた。
かーちゃんにうさぎの写真を見せると、
目で追って、うさぎの写真を見ていたそうだ。
「うさぎの写真ね。(かーちゃんが)物凄く反応するんですよ(笑)。」と言われた。
「あー、うさぎ、女の子だったんです。うさこちゃんになりましたよ(笑)。」
「女の子かー(笑)。」
スタッフさん何人かで、ドッと笑いが出た。
スタッフさんたち、
かーちゃんに書いたあたしの手紙を、
かーちゃんに読んでくれてたんだな。

死にそうなかーちゃんと私を思って、
遠慮深くしてくれるのかと思いきや、明るい!
スタッフさんが、
何事もないように明るく私に接してくれる。
死にそうなかーちゃんにも、
今日も明るく接してくれているんだろう。
本当にここに入れて良かったと思った。

ケアマネI井さんに、帰るので声をかけた。
脱水症状がどんな症状なのかを聞く。

I井さんに別れ際、「本人(かーちゃん)には、もう頑張らなくていい、って言ってきたんですよ。明日の午前中は仕事あるけど、それ以外は休みを取りました。神様にね、苦しまないで逝かせてくださいって、お願いしてるんですよ。」と話した。
昨日帰り道、本当に神様にお願いした。
今日もお願いするだろう。
私は正月に初詣に行く程度の信仰者なので、
普段信仰が深いわけでも何でもないが、
あー、
深川さんの神様にでもお願いすることになるのかな。

どこの神様になるかわからないが、
心の中に神様がいる。
その神様にお願いした。



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posted by 加祥(かしょう) at 17:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 城東老健 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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