2022年4月13日、午前5時59分。
かーちゃん、天国へ行く。
享年90歳3か月。
朝5時に電話をもらい、老健に駆け付けた。
間に合わなかったけど、触ったらあったかかった。
もう頑張らなくていいよ、と昨日声をかけたが、
本当に頑張らなかった。
きれいなお顔をしていた。
苦しまないで逝けただろう。
あたしの心の中の神様は、
あたしのお願いを聞いてくれたみたいだ。
どうか苦しまないで逝かせてください、と、
毎日お願いしていた。
夜勤の若いお兄ちゃん先生が、
死亡診断書を書いてくれたが、
死亡診断書の病名を見たら、
レビー小体型認知症、となっていた。
小さなお葬式に電話をかけて、
遺体を取りに来てもらった。
自宅安置はできないので、
小さなお葬式から派遣された葬式屋さんで、
安置してもらうことにした。
かーちゃんが寝てたところに、
うさこちゃんのサークルを置いているからね。
もうかーちゃんが寝る所がないんだよ。
老健のスタッフさん皆、かーちゃんの顔を見て、
普段の息をしているみたい、と言ってくれた。
そのくらいきれいなお顔だった。
かーちゃんは、
老健が用意してくれた浴衣に着替えさせてもらっていた。
お顔にお化粧もしてもらっていた。
スタッフ皆さんで、
葬儀屋さんの車にストレッチャーで運ばれていくかーちゃんを、
玄関で送りをしてくれた。
大丈夫ですか? と聞かれたが、
もう何日も前から面会で、毎日お別れをしているので、
心の準備はとっくにしていたので、
やることをやるだけです、とお答えした。
細かい連絡や手続きなど、
これからやらないといけないだろう。
死亡診断書は葬儀屋さんが預かっていったので、
それが終わるまでは、とりあえず、
やらなきゃいけないことに追われる必要がない。
だけど老健に荷物を引き取りに行かなきゃ。
早く引き上げないと、次に老健に入る人がいるだろう。
かーちゃん、面白かったね。
楽しかったね。
うさぎとうさのすけは迎えに来てくれたかい?
あたしと暮らして楽しかったかい?
かーちゃんは家に帰りたいと思ってただろうが、
おうちに帰れるのはお骨になってからだ。
それまでもうちょっとの辛抱だ。
もうかーちゃんの火葬の日にちも決めた。
地獄の沙汰も金次第、だと思った。
桜花賞の日の競馬新聞があるので、
それを棺に入れてあげよう。
それと赤ペン。
老眼鏡と虫眼鏡。
天国で競馬予想ができるように。
かーちゃんは何年か前から禁煙したけど、たばこ1箱。
もう好きなだけ吸っていいよ。
2022年04月13日
この記事へのトラックバック
かーちゃんと過ごした、楽しくて面白かった日々を思い出しています。
火葬の日は明るく送ってやります。