去年テレビのアンテナをつけたかったので、
ベランダの、
かーちゃんのベランダ園芸をやっと片付けた。
かーちゃんが生前の頃から、
ベランダ園芸誰が片付けるか揉めていた。
かーちゃんはあたしにやらせようとして、
亡くなって、結局あたしが片付ける羽目になった。
枯れてる鉢植えばっかりで、30鉢くらいあって、
マンションの自治会園芸部門の人に見つからないように、
こっそり土を不法投棄した。
だけど1鉢だけ、
まだ枯れてないのがあるのを知っていた。
水も肥料もやらないのに、毎年花を咲かせる。
ベランダの朝の日当たりだけで光合成している。
その鉢だけは命があるので処分しないで、
かーちゃん部屋の方にあった鉢を、
私部屋から見える位置に移動した。
私部屋から見えれば、枯れてるか生きているか目視できる。
10月初旬。
今年も花が咲いた。
やっぱり生きてた。
枯れてたら捨てようと思っていた。
捨てないで良かった。
何という花かわからない。
手をかけないで毎年咲いている。
この花はかーちゃんの遺品。
多分ずっとこのまんまになるだろう。
花が咲くたびに、かーちゃんを思い出すだろう。
2023年10月15日
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