今日城東デイケアのお支払いを済ませる。
いつもの顔見知りの事務のお姉さんに、
「(かーちゃんの)お加減いかがですか?」と聞かれる。
今かーちゃんが退院してきてからの食事問題に直面しているので、
話題がそっちにいってしまった。
ゼリー食なんだけど、何とかミキサーになって欲しい、と、
事務のお姉さんに訴えてしまった。
「〇〇代(かーちゃんの名前)ちゃん、来たよ。」
かーちゃんのベッドに行く時、
ここのところ名前を言うようにしている。
「お母さん、来たよ。」と言うと、
同室のお婆ちゃんたちが3人一斉に返事をする。
病気で寝てても娘がいるお婆ちゃんたちは、
『お母さん』と呼びかける声に反応する。
赤の他人が言っても反応するのだ。
なのでかーちゃんの名前を言うようにした。
面会がなかなか来ないお婆ちゃんたちは、
寂しい思いをするだろう。
自分の娘と勘違いして返事をして、
『面会に来たのは私の娘じゃなかった』と思うだろう。
なのでお母さんと言うのを止めた。
ベッド脇の簡易テーブルに入院費の請求書が置いてあった。
あーーーお支払いばかりだ。
黙って請求書カバンに入れた。
「あんた昨日競馬(テレビ)見た?」
「新聞がないと見たって役に立たない。あんた新聞持って来て。」
「あんた何しにここにいるのよ。競馬新聞見るのに入院してるんじゃないんだよ。」
昨日と同じセリフをまた言った。
部屋に居合わせた看護婦さんにまた笑われた。
「相撲は見たの?」
「見なかった。」
今日はチャンネル相撲にして早々帰ってきた。
早く帰ってテレビ見たかった。
パラリンピックで、
成田緑夢がメダルを取ったのかどうかが気になっていた。
帰ってきてテレビをつけた。
銅メダルおめでとう。
何だか嬉しい。
スノボ成田緑夢が銅 平昌パラ 元五輪代表・童夢の弟

