2022年04月12日

老健145 電話かかってきた

今電話かかってきた。
酸素飽和濃度が83まで低くなってきているので、
はっきりとは言えないが、
このまま下がるかもしれない、とのこと。
次に電話する時は危ない、とのこと。
今来ますか? と聞かれた。
行った方がいいですか? と聞いたら、
どちらでもいい、と言われた。
次の電話の時にします、と言った。
心の準備はできています、と言った。

毎日面会に行って、
もう決して良くなることはないだろう、かーちゃんのことを思っていた。
毎日お別れを思った。
その時が来るのを考えた。

かかるお金のことを、夕方帰ってきてから算段した。
お香典も来るだろうし、何とかなる。

いつでも出れるように、歯磨きしておこう。
ガーリックチキンを食べたんだよね。

かーちゃんが苦しまないように逝かせてくださいと、何度も思った。
心の神様にお願いした。



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老健144  面会6日目

昨日午前0時前、老健から電話がかかってきた。
「酸素飽和濃度が下がってきてて、この後ご連絡するやもしれません。」
用件はわかった。
電話口の担当の方、ちょっと慌ててたけど、冷静だった。
明日午前中仕事あるし、
だけど寝れなくなっちゃったし、
1時半過ぎにまた寝る。
電話はかかってこなかった。

面会6日目。
「何か食べましたか?」と、出迎えたくれた介護士さんに聞いた。
「お茶を10口くらい飲まれたんですが、最後の方は飲みこめなくて、口の中を出しました。」
手がかかるだろう。
スタッフさんたちには、本当に感謝しかない。

部屋に入ってかーちゃんの様子を見たら、
目が開いていた。
「あたしだよ。来たよ。わかる?」
私を見るんだが反応は薄い。
「もう頑張らなくていいよ。うさぎとうさのすけが来てるよ。あたし1人になっても何とかなるよ。もうあたしの心配しなくていいよ。」等々、話しかけてきた。
仕事は今日の午後からお休みさせてもらったので、
その時に向けて、万全の体勢である。

今日、仕事終わってうちに帰ってきて、
玄関開ける時に、いつもなら「うさこちゃん、ただいまー。」と言うのだが、
何だか知れないけど今日に限って「うーちゃん、ただいまー。」と言った。
「うーちゃん」は、
うさぎとうさのすけを呼んでいた時の呼び方だ。
あんたたち、来てるのか、と思った。
だからかーちゃんに、
うさぎとうさのすけが来てる、と言った。

かーちゃんのベッド脇で見守っている時に、
心の中の神様に、
「かーちゃんが苦しまないで逝けるようにしてください。」と思った。
何度も思った。
かーちゃん、もう頑張らないでいいんだよ。
心配することはなにもないよ。
1人で何とかなるよ。
そう言ってきた。



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2022年04月11日

老健143  面会5日目

今日も面会へ。

今日は酸素飽和濃度が97あって、
見た感じ、昨日より呼吸が穏やか。
血圧も安定しているそうで、
お茶をコップ1杯飲んだそうだが、
むせ込みがひどいそうで、
多分介護士さんが大変だったんじゃないかな。
頭にアイスノンをあてられている。
脱水症状になっているそうだ。

かーちゃんは昨日より、早くもお花畑にいるようで、
始終宙を見ていた。
かーちゃんに「もう頑張らなくていいよ。うさぎとうさのすけに、来ていいよと言ったよ。あんたたち3人でお花畑に行きなさい。」と言ったんだけど、
「あ、明日の午前中は駄目。仕事ある。午後ならいいよ。」と言い直した。
今日の午後の仕事を休ませてもらった。
上司から「月曜と火曜の午前中だけやってもらえれば、後は何とかする。」と言ってもらえた。
本当にすいません。

かーちゃんの口が時たま動いた。
声が出なくなっているから、
何を言ってるかわからないんだけど、
あたしに恨み言でも言ってるかな。
「こんなとこに入れてごめんね。だけど、ここしかなかったんだ。」謝った。

今日かーちゃんのいるフロアに上がるので、
エレベーターを使ったら、
2階から車椅子のお婆ちゃんが一緒になった。
車椅子を押しているスタッフのお兄ちゃんに、
「おうちに帰りたい。おうちに帰りたい。」そのお婆ちゃんは、何度も言っていた。
かーちゃんもそう思っただろう。
「ごめん。かーちゃん。」今日は何度か、かーちゃんに謝った。

かーちゃんのいるフロアの介護士お姉さんに、
「うさぎはどっちだったんですか? 女の子? 男の子?」と聞かれた。
かーちゃんにうさぎの写真を見せると、
目で追って、うさぎの写真を見ていたそうだ。
「うさぎの写真ね。(かーちゃんが)物凄く反応するんですよ(笑)。」と言われた。
「あー、うさぎ、女の子だったんです。うさこちゃんになりましたよ(笑)。」
「女の子かー(笑)。」
スタッフさん何人かで、ドッと笑いが出た。
スタッフさんたち、
かーちゃんに書いたあたしの手紙を、
かーちゃんに読んでくれてたんだな。

死にそうなかーちゃんと私を思って、
遠慮深くしてくれるのかと思いきや、明るい!
スタッフさんが、
何事もないように明るく私に接してくれる。
死にそうなかーちゃんにも、
今日も明るく接してくれているんだろう。
本当にここに入れて良かったと思った。

ケアマネI井さんに、帰るので声をかけた。
脱水症状がどんな症状なのかを聞く。

I井さんに別れ際、「本人(かーちゃん)には、もう頑張らなくていい、って言ってきたんですよ。明日の午前中は仕事あるけど、それ以外は休みを取りました。神様にね、苦しまないで逝かせてくださいって、お願いしてるんですよ。」と話した。
昨日帰り道、本当に神様にお願いした。
今日もお願いするだろう。
私は正月に初詣に行く程度の信仰者なので、
普段信仰が深いわけでも何でもないが、
あー、
深川さんの神様にでもお願いすることになるのかな。

どこの神様になるかわからないが、
心の中に神様がいる。
その神様にお願いした。



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2022年04月10日

老健142  面会4日目

今日も面会させてくれることになって、行ってきた。

昨日より息が荒い。
だが苦しそうではない。
もうかーちゃんに「90年もよく頑張ったから、いつ逝ってもいいよ。」と声掛けしてきた。
「楽しかったね。面白かったね。あたしといて楽しかったかい?」
聞いても返事はない。
薄目は開けているが、視線は宙にある。
「うさぎとうさのすけが迎えに来るから、もういつ逝ってもいいよ。あんたたちでお花畑に行きなさい。」

今日は血圧も安定していて、
ヨーグルトをほんのちょっと食べたそうだ。
熱が37度前後で上がったり下がったりしているそうだ。
だけど食べられなくなって、衰弱して逝くんだろうな。

もういつ逝ってもいい、と言ったのは、
公証役場で書いてもらった、
遺言書のありかを確認したからだ。
これがあれば、口座凍結にはならない。
これは一番重要だ。
葬式代、お坊さん代、墓場の文字掘りに四十九んち。
お金が出ていくことがいっぱいある。

明日も面会に来ていいそうだ。
かーちゃんを見ながら残される我が身を思ったが、
まー何とかなる。
何とかする。
毎日面会に行ってるので、
突然の訃報になるわけじゃないので、
涙のお別れにはならないだろう。
お別れの心の準備を老健がさせてくれている。



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2022年04月09日

老健141 今日も面会3日目

今日も面会していいことになったので、行ってきた。

かーちゃんは今日もエレベーター脇にいて、
介護士さんと一緒にベッドを押して部屋に行った。

寝てるので、声をかけずに見守った。
かーちゃんは口を開けて呼吸をしているが、
ときたま口を閉じでムニャムニャする。
死んだお婆ちゃんにそっくりだ。
今日もそう思った。
かーちゃんに向かって、
かーちゃんの活きが良かったころ、
「あんたは死んだお婆ちゃんにそっくりだ。」と言うと、
いっつも、ものすごーく嫌な顔をした。

言葉にはしなかったが、
「もういつ逝ってもいいよ。お金なら何とかなるよ。」
顔を見ながらそう思った。
だからうさぎとうさのすけに、
「あんたたち、いつ迎えに来てもいいよ。」と思った。
うさのすけはかーちゃんの息子だから、
絶対に迎えに来るだろう。
かーちゃんは、うさぎが死んで墓を買う時に、
「うーちゃんはあたしが連れて行く。」と言った。
きっともうじき、そうなるだろう。
1人と2匹で、天国のお花畑に行くに違いない。

仕事を休む電話を上司にかけた。
「月火の午前中は、申し訳ないですが出てもらえないですか?」と聞かれたので承諾した。
急に仕事休む話をして、
いや、今週の木曜から母が危ない話をして、
せっかく仕事させてもらってるのに、
休む話で本当に申し訳ない。
だけど、かーちゃんを見とるのは私しかいないので、
考えたが、仕事を休みにさせてもらう話をした。
仕事より、家庭が一番だ。
そう考えたら、仕事はお休みさせてもらう道を選んだ。

かーちゃんは今日はヨーグルトを1個食べたそうで、
その話しを介護士さんから聞いて、ニッコリした。
酸素飽和濃度も安定しているそうだ。
持ち直す、という道があるかもしれない。
だけど寝ててご飯を食べられない。
体力は落ちたままだ。
苦痛なく、静かに息を引き取って欲しい。
眠るように逝ってほしい。



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2022年04月08日

老健140 また面会に行ってきた

2時ころ老健から電話がかかってきて、
かーちゃんの、酸素飽和濃度が70台なので、
「3時の面会とか言ってないで、今すぐ来れますか?」と言われた。
用意して慌てて行ってきた。

かーちゃんはエレベーター側にベッドに寝ていて、
口で息をしていた。
介護士さんが部屋に移動してくれる。
「何かあったらブザーを鳴らしてください。」

寝ているので、様子を見守った。
コロナで面会禁止の老健なのに、毎日面会できる。
そんな特別なことをしてくれるくらい、
かーちゃんは、多分もうそんなに長くないんだな。

老健フロアの担当医が来た。
「今晩危ないこともあり得ます。」と言われた。
ぜーぜー息をしているので、
誤嚥性肺炎ですか? と聞いたら、
「熱が上がってないので肺炎ではないです。気管支炎の方が可能性が高いです。喉に痰が絡んで、粘着質の痰なので、ご自分では出せなくなっています。」と説明を受けた。
「本人は苦しがっていないので、それが救いです。」とお医者さんは言った。
老健では特別な医療行為ができない。
私はわかってて老健に入れた。

病棟に何度も入院や、老健入所、デイケアと、
長年働いているスタッフさんは、
かーちゃんの活きの良い頃から、
かーちゃんのことを知っている。
何年もお付き合いしてきた。
知らない人ばかりの特養にいきなり入れるより、
見知った顔があるところの方が良いだろう。
なによりうちから歩いて6分だ。
だから老健に入れた。

かーちゃんとの今までを振り返る。
かーちゃん、楽しかったよ、面白かったよ。
そうだ、寝ているけど、手ぐらい握ろう。
握ったら、目を開いた。
「かーちゃん、あたしだよ。わかる?」毎日問いかけている言葉をかける。
目が見開いて、私を見た。
多分わかったであろう。
パーキンソンで顔の表情がない。
能面のようになっている。
だけど、ちょっと口元が動いた気がした。
多分わかったであろう。
かーちゃんの酸素飽和濃度が93になっていた。
持ち直した。

介護士さんが面会終了を告げに来て、
「明日も来れますか? I井に言って、明日来れるようにしますか?」と言うので、
「是非お願いします。」
「身内の方にご連絡されましたか?」と聞かれたので、
「連絡はしましたが、親戚は大阪と福岡で、それに皆さんご高齢なんです。」

死んだら遺体を引き取る手順を踏まないといけない。
火葬をしないといけない。
戒名をつけてもらって、位牌を作らないといけない。
四十九日に墓に入れに行かないといけない。
やることがいっぱいあるな。

こんな時に、左ひざが痛くなってきている。
帯状疱疹後神経痛だ。
先月から、
帯状疱疹神経痛用のビタミン剤をやめたところだ。
今度西先生に行って、
ビタミン剤出してもらおうと思ってたところだ。
しかも今日は腰も痛い。
え? 帯状疱疹再び? こんな時に? それはやめてください。
昨日から特にひざが痛い。
今日も低周波治療器で、腰をやる。

老健で、うさぎとうさのすけに、
かーちゃんを迎えに来るのはもうちょっと待って、と、
かーちゃんを見守りながら思った。

さっき、
小さなお葬式のパンフレットがある場所を確認した。
戒名をつけてもらって、
位牌を作れるコースに仮申し込みしてある。
そうなったら、やるだけだ。



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2022年04月07日

老健139 また面会に呼ばれる

2時ころケアマネI井さんから電話がかかってきて、
また面会に来られないか? と聞いてきた。
37度台の熱が引かなくて、上がったり下がったりしていて、
ご飯が食べられなくて、胸がゴロゴロいっているそうだ。
急いで行ってきた。
説明を受けてかーちゃんがいる階に上がる。

かーちゃんは入り口近くのベッドで横になっていたのを、
介護士さんとI井さんでお部屋に運んでくれた。
かーちゃん、口で息をしている。
かーちゃんに話しかけた。
「かーちゃん、かーちゃん。あたしだよ。わかる?」
わかってない! この間と同じだ。
時間がきたら声掛けに来るだろうと思って、
また見守ることにした。

だけど時たま目が開くので、その度に声掛けした。
何かこっち見てる。
「あたしだよ。わかる?」
手を握る。
見た、ああ、ニッコリした! 
居た時間の最後の方で、やっとわかったみたい。

ずっと始終口で息をしてて、苦しいのかな? と思った。
すぐ目をつぶる。
眠りに入る。

何度も老健から呼び出しが来て、面会させるほどの病状。
かーちゃんを見ながら鼻水出ちゃって泣けてきた。
お別れの時が近いのか?
まだ生きて欲しい。
長生きして欲しい。

ゴロゴロいってるのは、誤嚥性肺炎なんじゃないかな。
かーちゃんは過去に誤嚥性肺炎で入院している。
どんな症状なのかよくわかっている。
I井さんによると、痰も出ているそうだ。
お年寄りの亡くなる病気の代表病気だ。

時間が来て、呼びに来た介護士さんから、
「明日も来られますか? もしも何かあったら、夜中でもいつでもご連絡しますから。明日も来てください。」
明日も来てくれと言われるくらい、
お別れの時が近いのかな?

帰ろうとしたらI井さんも1階に降りるようで、
一緒にエレベーターに乗った。
I井さんが「ご飯をお食べにならなくて、体力が落ちてきちゃってて。」と言うので、
「もうお別れの時を考えた方がいいのかな?」と聞いた。
「そういうこともあり得ます。」I井さん、苦しく、苦しく答えてくれた。
「泣きそう。」そう言ったら、背中をポンポンしてくれた。
鼻水すすりながら帰路についた。

帰ってきて、かーちゃんが危ないのを、
大阪の親戚姉さんにLINEする。
福岡のおばさんに電話する。
私が働いてる事業所に、老健に入れてる母が危なくて、
仕事をお休みしたりするかもしれないのを連絡する。
こういうことは各所に早めに連絡しておいて、
以後スムーズにいかせた方が良いだろう。

だけど持ち直してください。
まだ生きてください。
あたしのことを考えるんだったら、
ずっと長生きしてください。

2018年に買ったソニーのデジカメ。
買って1番目に撮った画像は、かーちゃんの写真だ。
居間でニッコリ笑っている。
ああ、画像整理もまだ未着手だ。
かーちゃんが死んだらアルバムを持って、
福岡のおじさんおばさんに、
かーちゃんの写真を見せに行こう、と思っている。
そんな時が近いのか?



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2022年04月05日

老健138

さっき老健に行く。
かーちゃんの洗濯物を引き取ってくる。

ケアマネO槻さんが対応してくれた。
月曜に風呂に入ったみたいで、洗濯物が出てきた。
「かーちゃんの熱は下がりましたか?」と聞いたら、
「うーん。お熱37度になったり、36度に下がったり、で。」
「引き続きよろしくお願いします。」

洗濯物が出てきたということは、
熱が下がってお風呂に入れたんだろう。
とりあえず一安心。



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2022年04月01日

老健137 かーちゃん謎の発熱続く

さっき老健に行く。
洗濯物を届ける。
今日は洗濯物は出なかった。
発熱しているので、お風呂には入れなかったんだろう。

ケアマネI井さんが出てきてくれた。
「今日もお熱が続いていて、高かったり下がったりしています。昨日の夜は38度あったのが、今朝は37.1度。朝のご飯は5割食べられたそうです。」
「薬を飲まないといけないから、食べられて良かったですね。」と返した。
「様子を見て、またご連絡します。」と言われた。
かーちゃんの生命力にかけるしかないが、
早くお熱下がって楽になれるといい。

帰り道、このままお別れになるのか? と、
ちょっと思った。
そういう心づもりもしておかないといけないのかなぁ。
頼む。まだ生きてくれぃ。

老健から、保湿剤を買ってきて欲しい、と、
連絡メモが入っていたので買ってきた。
ニベアのスキンミルクに鞍替えしようかと思ったが、
濃いブルーの容器で、
マジックで名前書いても読めなさそうなので、
いつも通りジョンソンエンドジョンソンにした。

かーちゃんに使っている柔軟剤も、
安かったのでハミングに鞍替えするかと思ったが、
レノアの容器が、中身が見えて便利なので、
それも鞍替えしないで、
いつも通りレノアの詰め替えを買ってきた。

昨日の夜の雨で桜が散っていた。
毎年弁当を作って、かーちゃんと花見をしていた。
花見の前の日に「朝起きれるかどうかわからないから、弁当は作れない時はセブンで買おうね。」と、かーちゃんに話したら、
「朝叩き起こす。」と毎年言われた。
車椅子になってからも連れて行った。
桜の季節は、そういうことを思い出す。



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2022年03月31日

老健136 かーちゃん謎の発熱する

昨日仕事中に老健ケアマネI井さんから電話。
「お母さまが発熱して、お熱が引いたり引かなかったりしていて、それで……。」
仕事中だったので、うわの空で電話を聞いて、
「明日電話します。」と言って電話を切った。
昨日仕事、6時過ぎまであって、
対応する身動きが取れなかった。

朝電話する。
「お母さまが発熱して、お熱が引いたり引かなかったりして、それで(こっから昨日の続き)もしもお時間取れるようでしたら、面会にいらっしゃれませんか?」
「今日動けます。何時に行けばいいですか? 合わせます。」と即答した。
かーちゃんと面会できる。嬉しい。
行ってきた。

介護士さんに説明を受けた。
「お昼を全部食べて、解熱剤を飲んでいますので、寝てらっしゃるかもしれません。」
かーちゃんはベッドで寝ていた。
「かーちゃん、かーちゃん、来たよ。あたしだよ。わかる?」
わからない! 寝ている!
仕方ないので声掛けはやめて、見守った。

途中目が開く。
私のことを見た、みたい。
なので「かーちゃん、あたしだよ。わかる?」何度か声をかけた。
手を握った。
私を見て、ニッコリしたみたいな顔をした。
その後、安らかな寝息を立てて再び寝だしたので、
またも見守る。
かーちゃんは老健で散髪屋さんが来て、
髪の毛を切ってもらっていたようで、
頭がスッキリしていた。
良かった。
伸びた髪の毛のことを心配していたんだ。

介護士さんが来て、面会が終わる時間がきた。
40分くらい居させてもらった。
「どうでした?」と聞かれたので、
「ちょっとわかったみたいでした。だけど寝ちゃってて。」と答えた。
「お薬解熱剤を飲んでますから、眠いのでしょう。」
介護士さんに聞いた。
「手紙を書いて読んでもらって、わかってますか?」と聞いたら、
「この間の手紙はわかってました。目がパッと見開いて、聞いてましたよ。」
もう手紙書いても、本人は意識がお花畑に行ってて、
理解不能、わからなくなってるのかと思っていたので、
手紙を3月は書かなかった。
「じゃあまた手紙書きます。」

1階に降りたらケアマネI井さんが出てきてくれた。
「何でお熱が出ているのかわからないんです。検査したら、コロナでもないし、インフルでもないし。ひょっとしたら尿路感染かもしれません。ひょっとしたらちょっと戻したのかもしれないし、お口の周りが白くなっていた報告はあったんです。」
「かーちゃん逆流性食道炎なんで、病棟の方でお世話になったこともありました。」と、過去の病歴のことを話す。
「まだよろしくお願いします。」と言って、頭を下げた。

年に1回の面会だけじゃなく、
かーちゃんがお熱を出したおかげで、
幸運にも面会できた。
手首の硬縮の話をこの間されたが、
本当に曲がっていた。
足も曲がっている。
もう本当に、
私の自宅介護じゃ対応できなくなっているのを目の当たりにしてきた。
かーちゃんを老健に入れる決意をした時に、
毎日泣いたが、仕方なかったんだな、と思った。
あの時決意して良かったんだな。

それでもかーちゃん生きている。
長生きしてくれ。
私のことを思うのなら、
1日でもいいから長生きしてくれ。
生きているのと死んでいるのでは、
私の気持ちが全然違う。
かーちゃんは生きている、と思っていたい。
そう思って帰ってきた。



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posted by 加祥(かしょう) at 16:13| Comment(0) | 城東老健 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする