3月の日本易学協会の研究会でいただきました。
高木彬光が高島嘉右衛門のことを書いた小説だそうです。
高島嘉右衛門という人は、
江戸時代末期から明治に活躍した大商人で、
手習いで易経を学び、易を立て、
江戸の町が火事になることを占断して、
自分の立てた易を信じて、江戸中の材木を買いあさり、
本当に地震がきて江戸の町に大火事が起こって、
町の再建で材木が必要になり、
材木が高値で取引されるようになり、
地震前に買いあさった材木を売って、
大儲けして財を成した人です。
明治維新後、横浜に居を変えて、
馬車道通りを作ったり、ガス灯を立てたりして、
横浜の街を作り上げていった大商人で、
その傍ら易を立てて、
軍人や商人仲間のことを占っていた人です。
K泉先生は
高島嘉右衛門の子孫の方と飲んだことがあるそうです。
それも最近。
子孫の方は易占いは興味がなくやらないそうです。
高木彬光は黄小蛾先生のお客さまでしたから、
その縁もあって、
高島嘉右衛門のことを知ったのでしょう。
本になってるとは知りませんでした。
内容は面白いそうで、
そのうち読もうと思っています。
積読。
合格した今、
そのうち本も読める時間が取れるでしょう。

